くすりの道修町
貿易とくすりの町 ”道修町”
株式会社公知貿易は「くすりの町」として400年の歴史を有する大阪市中央区道修町に本社を構えています。
道修町がある北船場には、豊臣秀吉による大阪城築城と共に城下町が整備されると、長崎からの輸入品を扱う貿易商が集まるようになり、貿易の町として発展していきました。
そして寛永年間(1624~1644)に堺の商人・小西吉衛門が道修町に薬種屋を開いたのをきっかけに、薬種業者が道修町に集まるようになってきました。(※地名の由来は諸説ありますが、この辺り一帯が「道修谷」と呼ばれていたという説が有力とされています。)
当時の薬種業者は生薬を中国や日本産地から買い付け、全国の薬屋に卸す問屋業を行っていました。
道修町では徹底した品質検査と流通管理が行われ、信用第一の商売に徹していました。
こうするうちに「道修町の業者の厳しい目にかなった生薬は間違いない」という信用が築かれていきました。
船場の中でも道修町の商人は、商才と薬の深い知識を備えた専門家集団だったと言えます。
株式会社公知貿易は、この歴史的価値のある道修町に本社を構え、独自のネットワークを最大限に活かし、価値ある情報を発信すると共に世界各地からの優れた原料をお届けしています。
-
現在の道修町
左手が株式会社公知貿易 右手は武田薬品工業 -
大正時代の道修町
現在と同じ位置に郵便ポスト 手前右には「武田」の屋号 参考資料:月間島⺠中之島